赤ワインは重めが大好きな@sakucchiですこんばんは。きょうは趣向を変えて昔話をば。

昔むかし、あるところに、旬の食材を使ってお好みの料理をアレンジすることで有名なシェフがいました。



シェフはある日、女性客4名のオーダーを受けました。オーダーの内容は以下の通りです。
  • おいしい魚料理が食べたい
  • 濃いめの赤ワインにあう料理が食べたい
  • お肉は苦手なので今回はなしで
シェフは赤ワインに合う魚料理かあ。若干難しいなあと思いつつ、代表者に質問しました。
  • 魚のご指定などはありますか?
  • 苦手なものはありますか?
  • お好きなワインの銘柄などはありますか?
すると代表者からは「苦手なものは多分ないので大丈夫。メニューについてはあまり詳しくないのでお任せします。と言うか、それを考えてくださるレストランだと思ってました」との答え。



うーん、困った。シェフは正直、面倒な仕事が来ちゃったなあと感じながら、オーダーに合う旬の食材を市場で仕入れる算段をつけ、メニューを考えました。

まずは市場で手に入る良質な真鯛のカルパッチョと、スッキリめの白ワインで始めてもらってから、メインにはうなぎの赤ワイン煮やカニとウニのトマトソースのパスタで赤ワインを楽しんでもらうプランです。

シェフは代表者に「こういうメニューでいかがでしょう」と電話しました。

「うーん、生魚は得意じゃない人がいるんだけど大丈夫かしら。。」「あ、うなぎ!あの皮が私ダメなのよねえ。まさかうなぎが提案されるとは思ってなかったから」「でもカニとウニのパスタはおいしそうね」

シェフはとことん面倒だなあ、と思いながらも、生魚が苦手な人には別メニューも提案できること、うなぎは皮を取るので心配ないことをお伝えしました。

それでなんとか代表者も納得し、当日を迎えることに。しかし、当日にまた一悶着あるとは…。

シェフが仕込みをしているとお店の電話が鳴りました。



ごめんなさい、追加で男性2名お願いできるかしら?

さすがにシェフは困ります。席も空けられるし、食材もなくはないけど、男性2名分を満足させるほどの量はありません。

しょうがないので、「男性用のメニューは変わってもよければ(手間はかかるけど)…」と伝えることにしました。

「うーん、じゃあ仕方ないわね。それで結構よ(ちょっと不機嫌)」

シェフは苦笑いするしかありません。

そんなこんなで大変ではありましたが、ディナー自体は高評価で、無事終わることができました。

ただ、最後に代表者が放ったひとことには参りました。

「やっぱりうなぎは皮がなくても苦手だったかもね。今度はそれも踏まえていただけると助かるわ」

シェフは二度と来ないでくれと内心思いながら、またのご利用をお待ちしております、と深くお辞儀をして見送りましたとさ。

まあ、non-no最新号の本田翼ちゃんがカワイイからいいんですけどね。