最近は毎晩キャバクラを経営することでストレスを発散している@sakucchiですこんばんは。あ、PS4のゲーム「龍が如く0」の話です。

そんな僕のいま一番お気に入りのバラエティ番組は「ヨルタモリ」。毎週欠かさず録画で見ています。視聴率には貢献してなくてごめんなさいタモさん。

見たことがない人のために説明すると、三島のどこかにあるという宮沢りえがやってるバーに、夜な夜なやってくるゲストとタモさん扮する一般人が、ダラダラしゃべるだけの番組です。

出演者たちのマニアックなトークや、タモさんが紹介するサバサンドなどの料理、店においてある楽器を使って突如起こるセッションなどいろいろ魅力なんですが、僕が一番好きなのはトークの間に差し込まれる「テレビ番組のパロディ」のコーナー。

これがほんとに素晴らしい。例を上げるとこんな感じ。
  • 「世界の車窓から」をパロった「日本の車窓から」(地下鉄ばかり取り上げるのでひたすら真っ暗)。
  • 「競馬中継」をパロった「鉄道車両によるGIレース」。
  • NHKの「教育講座」をパロって、ありもしない百人一首を解説する「日本古典文学講座」。
もう、そのパロディの手法が秀逸すぎる。「日本の車窓から」なんてめっちゃツボ。



パロディって、元ネタを知らないと笑えないので、その題材の選び方も重要なんですが、毎回毎回絶妙なところをついてくるのがスゴい。

タモさんに学ぶパロディ化のポイント

タモさんという一流芸人を指してこんな物言いもどうかと思いますが、この編集技術って相当たかいです。
  1. 多くの人が知ってるであろう題材を選び、
  2. その題材の骨格を作っている「最低条件」を抽出し、
  3. 最低条件はそのままで、違和感が起こるように他の部分をずらす
ってことを、完成度高くやってのけている。

「日本の車窓から」で言えば、
  1. 多くの人が見たことあるであろう「世界の車窓から」を選び、
  2. 「世界の車窓から」の骨格を作っている、「車窓から見える風景」と「ゆったりとしたナレーション」を抽出し、
  3. その部分はそのままに「世界の電車」から「日本の地下鉄」へと、違和感が起こるようにずらしているわけです。
編集に必要なスキルのひとつに、ものごとを「構造化」して見る力があると思っていますが、芸人さんの「構造化」スキルにはめっちゃ学ぶものが多い。

笑いとは「違和感」や「ズレ」から起こりますが、それを作り出すためには、そもそも物事を構造化して見ないとムリなんですよね。

構造化のスキルを上げるには

じゃあ、物事を構造化する力をどうやって身につけるか。

それは構造化された上でアレンジされたアウトプットを(どこがアレンジされたのか意識しながら)たくさん見ることに尽きる思います。

そういえば、まだ力のなかった若き日の島田紳助は、兄弟子であるB&Bの漫才をすべて書き起こし、そこから共通の構造を見出して、自分なりにアレンジしたという逸話を聞いたことがあります。

やっぱ素振り何本やったかって話なんですよね。

面接でテレビを見なくなったって若い子も増えてますが、高いお笑いの技術がタダで見れるメディアってなかなかないので、編集を目指すならバラエティ番組くらいは見といて損はないと思いますよ。

しかし、ピーチジョンは毎回毎回あざといですよね。
いいと思います。