人の死は突然訪れる。
準備なんてできない。
最後に話したことはなんだったかな、と思っても具体的になんて思い出せない。
残された人は初めてその空いた穴について考えるのだ。

弘前にこの人ありとされる方が急逝した。

僕は三回ほどしかお会いしてないが、知れば知るほど、ああ、とても弘前のみんなから愛されてる方なんだな、そして弘前をとても愛してる方なんだなと思わされる、人間力のある方だった。

とても物静かで、気配りも温かく、でも何よりも弘前の、そして地方のこれからの在り方について真剣に熱い考えを持ってらっしゃる方だった。

二度目の来訪で案内してもらう予定だったのが、情けなく二日酔いで行けなかった奥入瀬に、いつかいかなきゃな。その時はシードルを片手に。

心よりご冥福をお祈りいたします。